028 ◯◯パーティーが好き （前編）
『好きなパーティー・二度とやりたくないパーティー』（前編）
１．
◯◯パーティーをするのが好きだ。
回りくどい言い方をしてしまったが、たこ焼きパーティー（TKP）や鍋パーティーが好きだ。
たこ焼きパーティーは色々揃えても、タコ以外は安いのが良い。大人数であればあるほど、一人ひとりの負担額が500円ぐらいになって、毎度「縁日のたこ焼きってめちゃくちゃ儲けてるなー」と思う。
安い上に、宅飲みであれば64をやったり写真を見たり、僕の家の場合ボードゲームをやったり、ハロプロの動画を見たり、居酒屋では出来ない遊びの選択肢が幅広くあることが良い。
大人になると「遊ぼう」≒外飲み、みたいになってしまうことが時々退屈に感じる。
家でのパーティーの場合、本当にみんなで家で遊んでる感があるので大人の付き合いとしてのバリエーションになる。
なので、気心の知れた間柄であればむしろ昼から開催してもいいし、なんなら酒も要らないで夜通し遊んでもいい。酒があると眠り始める人がいてちょっとさみしかったり、ゲームが出来ないほど酔ってしまうと遊びが疎かになってしまう。
遊びのほうが主眼になってしまった。
話を戻すと、鍋パーティーはたった2人でも結構するし、むしろ2人の場合は『サシ鍋』と別ジャンルで称して、多人数の鍋パ以上に何回も開催していた。
鍋と酒さえあれば何時間でも語れるので、そういう友達と開催すると凄い盛り上がる。PM7時から初めてAM3時まで語る。
一時期は、1人鍋もヘビーローテーションで開催していたが、好きすぎて毎日鍋になってしまうので最近は辞めた。その頃は「世の中にカレーと鍋があれば他の食べ物要らない。なんならカレー鍋だけの1種類でいい」と公言してはばからなかった。（鍋はある程度何入れても美味いから今思うとちょっとずるい）
鍋奉行というほどうるさく人には言わないが、大学時代から人と（1人でも）鍋ばっかりやっていたので、このメーカーのこの鍋の素と、この食材・調味料を合わすとウマイというのは人一倍知っているかもしれない。
２．
その一方で餃子パーティーは生まれてこの方やったことがない。餃子を包んで作ったことも人生で一度もないからかもしれない。
素朴な疑問なのだが、この「◯◯」パーティーはどの範囲まで成立しうるのだろう。
基本的には、鍋・餃子・たこ焼き、のように「用意が簡単で（なるべく安価で）・味変が可能で・手作り感のある」ものが好まれているような気がする。
それでも、変わり種のいろんな〇〇パーティーをしてみたい、という欲は尽きない。
以前「いつも鍋もなんだから、駄菓子パーティー」をやろう、と数人で500円ぐらいずつ駄菓子を買い込んで我が家に集まったことがあった。
500円と言っても、遠足のおやつの1.7倍掛けの金額設定であることからもわかる通り、駄菓子でこれを実現するとなると、なかなかの豪遊である。
テーブルの上にうまい棒・モロッコヨーグル・キャベツ太郎を始めとして、果ては王様のわすれもの（クッキー）・スーパーボールくじで当てたスーパーボールなどがズラーッと並んだ。
最初はテンションの上がっていた面々だったが、10個も無理矢理に詰め込むうちに具合が悪くなってしまった。
子供の頃の駄菓子に対するキャパと、現在のキャパが全く変わっていることを考慮できていなかったのだ。そのまま鍋の具材を買いに行き、結局鍋パーティーに変わった。
しかしながら、駄菓子の影響で口の中はボケているし、全然食べられず「最初から鍋パーティーにすりゃ良かった…」と思ったのだった…ということがあった。
最近は自宅で週一で朝のそうめんパーティーを開いている。
あまり他の人からは聞かれない習慣なのだが、実家にいる頃からそうめんには「シーチキン」が付き物だ。
今行われているそうめんパーティーでは、ミョウガ＋ネギ＋シーチキンの組み合わせをめんつゆに入れて食うのが本当にウマイ。風味の海に溺れられる。
そうめんをケチってジェネリックのものにしないで、揖保乃糸で食べるとおすすめなので是非やってみてください。
その他やったことはないが、わたあめパーティー・ゼリーパーティー・ビックリマンチョコパーティー・プロ野球チップスパーティー・乾物パーティーなども盛り上がると思う。魚卵パーティーをやって全員痛風で痛い痛いになるのも、大人の嗜みとしては乙かも知れない。
そういえば、みんな大好き”ヤンヤンつけボー”の『つけデコパーティーセット』という、多人数対戦でヤンヤンつけボーが出来る公式のパーティーセットが発売されていて、いつか駄菓子パーティーのリベンジとしてやりたいと思っていたのだが、最近はもう売っていないのだろうか…
もし見かけた人がいたら教えてください。
（続きます）
